生命地域妙高環境会議では、新潟県妙高市の自然保全、ふれあいを目的とし、グリーンツーリズム・エコツーリズム・ヘルスツーリズムの活動に取り組んでいます。

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第18回ライチョウ会議新潟妙高大会の報告

2018/11/06

去る、10月19日(金)~22日(月)の4日間に妙高市を会場に開催された大会は多くの皆様からのご支援・ご協力により無事に閉幕することが出来ました。誠にありがとうございました。

さて、簡単ではありますが、4日間を振り返ってみたいと思います。

1日目は「シンポジウム」ということでオープニングライブに始まり、新潟県知事の主催者挨拶、妙高市長の歓迎の挨拶といったセレモニーの後は高円宮妃久子殿下と女優の工藤夕貴さんが特別講演をしてくださいました。その後は大会実行委員長である中村浩志による基調講演、専門家や有識者によるパネルディスカッションという大変豪華な内容となり、会場である妙高市文化ホール大ホールにはほぼ満員となる約1,000名の参加がありました。

2日目は「ワークショップ会議(専門家会議)」ということで全国各地でライチョウ保全の活動等でご活躍されてている専門家や有識者の皆様から16の事例発表をしていただきました。実際のフィールドでの活動がメインとなる生息域内保全と動物園等での活動がメインとなる生息域外保全に分けての発表ということで大変充実した内容となり、会場である妙高市新井ふれあい会館ふれあいホールには約300名の参加がありました。

3日目から4日目は「エクスカーション(火打山ライチョウ観察会)」ということで1泊2日(高谷池ヒュッテ宿泊)の行程で火打山の素晴らしい景観を見ることとそこに棲むライチョウの現状を学ぶための活動を行いました。高谷池や天狗の庭の散策の後はヒュッテ内での学習会という内容で1日目を過ごした後は、2日目いよいよライチョウを探しに山頂へ向かいましたが、そこで奇跡が起きました!なんと山頂下付近で12羽ものライチョウの群れに遭遇することが出来ました!一般的に「晴れた日のライチョウ遭遇率は低い」と言われていることもあり、参加者約20名は感激した様子でした。2日間とも最高のお天気に恵まれ、無事に大会は終了しました。

今大会は、市内中学校1年生全員のシンポジウムへの参加や企業・団体からの協賛等、大会史上初の試みもあり、過去最高の参加者数だったとも言われております。妙高市としてはこの大会を一過性のもので終わらせるのではなく、今後のライチョウ保全活動を中心とした環境会議の活動もより一層の発展を考えております。これからはサポーターの皆様や市民の皆様などからもご協力をいただく場面が増えてくるかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

 

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